店前で殺人事件が発生し店主がショック 「血だらけの現場を清掃するはめに…」

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犯罪被害者に善意で寄り添った店主が、店の前に残された血などの始末も自分でするはめになり、大変なショックを受けた。事件発生とその後について、『UNILAD』など海外のメディアが伝えている。
6月25日、アメリカ・ニューヨークで暮らすムハンマドさん(42)が経営する店の前で凶悪事件が発生した。18歳の男性が何者かに首を撃たれ、重傷を負ったのだ。
突然の出来事に驚きながらも、ムハンマドさんは男性に寄り添い一緒に救急車を待つことに。男性は15分後にようやく最寄りの病院に救急搬送されたが、致命傷を負っており助からなかった。
この事件については謎が多く、男性を狙った事件だったのかなども含め不明とのこと。現地警察は、今も容疑者の特定・身柄確保を目指し捜査を続けている。
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ムハンマドさんはニューヨーク市警察に対し「(血痕などで汚れた店の前を)清掃しに来てくださるのでしょうか」と質問したが、「いいえ、それは我々の仕事ではありませんから」と断られてしまった。
「きっと警察が片付けに来てくれる」と信じ、8時間も待っていたムハンマドさん。想定外の答えにショックを受けたが、「事件現場の清掃は不動産所有者が責任を持って行うこと」というルールがあると知って従うことにした。
その後、店の前を掃除するムハンマドさんの写真が7月11日にSNSで公開・拡散され、多くの人が衝撃を受けた。
SNSのユーザーたちはムハンマドさんに同情し、「信じられない、あまりにも悲惨だ」「被害者を助けようとしたのに、こんなことまでさせるなんてひどすぎる」といった意見を書き込んでいる。
ムハンマドさんはメディアの取材に応じ、男性の血にまみれた雑巾や包帯、タオルなどをすべて自分で片付けるはめになったと告白し、「自分で事件現場を清掃することになるなんて、想像もしていませんでした」と話した。
一部メディアはニューヨーク市警察にコメントを求めたというが、返事は今のところないようだ。