冬山登山は要注意!角田山で5年ぶりに冬季山岳救助訓練「十分な装備を」【新潟市西蒲区】

新潟市の角田山で8日、冬の山岳救助訓練が行われました。雪が少なく、標高が低い山でもこの時期、登山する際には急激な天候の変化など十分な注意が必要です。

新潟市西蒲区の角田山で8日に行われた山岳救助訓練。冬に行う訓練は5年ぶりで新潟市西蒲消防署の救助隊など26人が参加しました。

訓練は登山者が滑落した想定で実施。斜面には雪が残り、足元が不安定な状況での訓練となりました。

隊員は滑車にロープを通し、少ない力で要救助者を引き上げる救助方法を確認しました。また、悪天候などで救助のヘリコプターが飛べないことを想定しロープで安全確保をしながら麓まで要救助者を担架で運ぶ訓練も行われました。

【新潟市西蒲消防署 瀧澤栄史東署長】
「寒さの冷たさ、足元の不安定さそれから自然物を活用したロープワーク。その辺を実地で具体強化を図った」

角田山では去年1月、登山中の40代男性が転倒しケガをする事故が発生。雪が少なく、標高の低い山であってもリスクは伴います。

【新潟市西蒲消防署 瀧澤栄史東署長】
「十分な計画、装備。着込み。低体温にならないように技術、体力にあった楽しい安全な登山を心がけてほしい」

消防は2人以上で入山するなど注意を呼びかけています。