お盆を前に…消防が寺の立ち入り検査 ロウソク・線香「帰る前にしっかり後始末を」【新潟市】

新潟市中央区の寺で7月24日、新潟市中央消防署が行ったのは、火事を予防するための環境を整えているかをなどを確認する立ち入り検査です。

これは、ロウソクなど火の取り扱いが増えるお盆の時期を前に毎年行われているもので、査察員が消防設備を見回ったほか、墓場で燃えやすい枯れ草の管理状況などを確認。

また、消火栓を使った寺による初期消化の訓練も行われました。

【超願寺 富澤慶榮 住職】
「枯れ草あるいは、お参りし終わったあとのものが(墓前に)上がったままになっている、そういうものをその都度、きれいにしておくということが一番心に残った」

【記者リポート】
「火事を防ぐためには利用する側のマナーも大切です。手を合わせ、帰る際にはしっかりと火を消すなど、後始末をして帰ることが重要だということです」

一方、市内では去年、ロウソクによる住宅火災が3件発生していて、自宅の仏壇での火の取り扱いにも注意が必要です。

【新潟市中央消防署 市民安全課 富樫雛子 消防士】
「ロウソクや線香を取り扱う際には、燃えやすいものを近くに置かない。火災予防に努めていただきたいなと思う」

新潟市中央消防署による立ち入り検査は79件の寺で行われます。