夏の高校野球新潟大会は２５日、決勝戦が行われ、東京学館新潟と中越が対戦。試合は終盤まで１点を争う好ゲームとなりましたが、９回に１点差を逆転した学館がサヨナラ勝ちで初の甲子園出場を決めました。
初の甲子園を目指す東京学館新潟と１２回目の甲子園出場を目指す中越との対戦となった決勝戦。
試合は初回から動きます。中越の１番関・２番大矢・４番野本がヒットを放ち、１アウト満塁のチャンスを作ると、５番山井のセカンドゴロの間に１点を先制します。
また、中越は３回表、０アウト１・３塁のチャンスを作ると、４番野本がライトへの犠牲フライを放ち、１点を追加。さらに、７番村井がレフト線を破る２点タイムリー２塁打を放ち、４－０とします。
東京学館新潟の反撃は５回ウラ、０アウト１塁から代打・鈴木のセンターオーバーのタイムリー３塁打で１点を返すと、続く１番佐藤もレフト前にはじき返し、２点目。さらに１アウト１・２塁から４番遠藤がレフト前ヒットを放ち、１点差となります。
手に汗握る展開となる中、中越は７回に２番大矢のタイムリーヒットで貴重な追加点を挙げて５－３とします。
試合はこのまま終わりません。８回裏、東京学館新潟は２アウト２塁のチャンスで代打・渡辺が右中間へのタイムリー２塁打を放ち、１点差に詰め寄ります。
中越は９回表、１アウト満塁のチャンスを作りますが、この回から登板した学館の込山が４番野本を空振り三振に。５番山井をレフトフライに打ち取り、無失点で最終回の攻撃へとつなげます。
そして迎えた９回裏。８回途中から登板した左腕尾身はこの回先頭の３番八幡をショートゴロに打ち取ります。しかし、４番遠藤がセンター前ヒットで出塁。５番須貝はセカンドゴロに倒れ、２アウト２塁となり、打席には６番近藤。ここでフルカウントからセンターへのタイムリーヒットを放ち、土壇場で学館が同点に追いつきます。
そして、続く２アウト２塁の場面で中越は野本をマウンドへ。ここで８番森田が左中間へのサヨナラタイムリーヒットを放ち、学館が６－５の逆転サヨナラ勝ちで初の甲子園出場を決めました。