「調整に時間かかり…」トキエア就航予定日は8月下旬に延期 気になるダイヤ・運賃は公表【新潟】

新潟空港を拠点とする格安航空会社トキエアは8月10日に予定していた札幌丘珠線の就航を8月下旬に再延期すると発表しました。一方、運航ダイヤや運賃については26日に明らかにしました。

26日午後に開かれたトキエアの会見。

【トキエア 長谷川政樹社長】
「どうしても調整に時間がかかってしまい、やむなしというところでリセットさせていただいたところです」

新潟空港と札幌丘珠空港を結ぶ便について、8月10日に延期していた就航予定日を8月下旬に再延期すると発表しました。

当初6月末の就航を目指していたトキエアですが、スタッフの訓練などに時間を要するとして8月10日に延期。その後、さらに国との調整にも遅れが生じ、就航に必要となる安全性などを確認する実証飛行の審査の開始を国が了承したのは26日午前になってからでした。

実証飛行の開始が27日にずれ込んだことから就航予定日を再度調整し、来月下旬への延期となりました。

【トキエア 長谷川政樹社長】
「ようやくある意味就航準備ができたということで実証飛行に入ります」

就航の目処が立ったことを受けて、運行ダイヤと運賃が発表されました。運行ダイヤは週4日、1日2往復の合わせて4便で、新潟から札幌丘珠までは片道1時間40分程で運航します。また気になる運賃は…

【トキエア 長谷川政樹社長】
「次世代・子どもたちがどんどん外にいってほしいとそういうポリシーで」

観光などで使いやすい「トキトク」は残席に応じて料金が変動。6900円からという価格は現在新潟と北海道を結ぶ便の中で最も安くなっています。

また、12歳から25歳が利用できる「トキユニ」は1万2500円などとなっていて他社の便に比べ全体的に6000円ほど安くなっているといいます。

【トキエア 長谷川政樹社長】
「一歩一歩ですけれどもいよいよ就航が見えるところまできましたので、社員一同・一丸となってがんばっていきたいと思いますので引き続きのご支援をよろしくお願いいたします」

予約は実証飛行の進捗状況も見極めながら8月中旬に開始する予定です。