タイ料理を食べた客が激怒し店を告訴 「辛すぎて深刻なダメージ受けた」

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タイ料理店に入り辛い物を食べた女性が、「辛すぎて大変な目にあった」と主張。訴えられた店側は大変困惑し、「過去にこのようなクレームがきたことはない」と語った。
これまでの経緯について、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。
2021年7月15日、アメリカ・カリフォルニア州にあるタイ料理レストランに入店した女性が、11ドルの「ドラゴン・ボール」という鶏肉料理の前菜を食べたせいで「永久的な身体的ダメージを負った」として、店を提訴した。
女性によるとダメージは相当なもので、食べた直後に「口全体、口蓋、舌、喉、鼻が焼けるように感じた」という。
そもそもスパイスが苦手で、オーダーする時点で「マイルドな味にして出してほしい」とスタッフにリクエストしていたが、それでも出された料理は想像以上の辛さだったようだ。
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女性は、料理を食べたせいで両方の声帯、食道、鼻などにダメージを受けたと主張。「そのせいで病院に行くはめになった」として、料理を出したサーバーを含むスタッフ、シェフら20名以上を相手取って訴訟を起こした。
またこの料理について「命に危険を及ぼす」「人間の食べ物としてふさわしくない」と主張し、賠償金、訴訟費用、逸失利益、医療費の支払いを求めている。
なお女性が料理を完食したか、それとも途中で食べるのをためたのかなど、当日の詳しい状況については明かされていない。
女性が食べた料理は評判が大変良く、多くの客が味を認め「とても美味しい」「素晴らしい」と絶賛してきた。
それもあって今回の件に大変驚いているという店の責任者は、「(ドラゴン・ボールを作るにあたっては)異常に大量のチリスパイスを使うわけではありません」とメディアにコメント。
「これを食べたせいで病気になった」といったクレームは、これまで皆無だったことも明かしている。スパイスが苦手なのに、女性はなぜタイ料理の店に行ったのか。女性の今後の説明・主張に注目が集まりそうだ。