夏休みに入り、海水浴やサーフィン、釣りやシュノーケリングなど、マリンレジャーを楽しむ季節がやってきました。しかし、海の楽しみは危険と隣り合わせ。海での痛ましい事故を防ぐためには、前もって注意しておくべきことがあります。
そこで、「政府広報オンライン」のウェブサイトで紹介されているマリンレジャーを安全に楽しむためのポイントをお伝えします。
事前にしっかりと安全対策をしたうえで、海に出かけましょう!
同サイトでは、マリンレジャーには「自己救命策3つの基本」が重要であると発信しています。
まず1つ目の自己救命策がライフジャケットの常時着用です。
海で安全に活動するにはライフジャケットが必須。海に落ちた際にライフジャケットが脱げてしまったり、膨張式のライフジャケットが膨らまなかったりすることがないように、保守・点検のうえ、正しく着用することが大切です。
また、ライフジャケットは自分の体型や活動内容に合ったものを選びましょう。それらを守ったうえで、色やデザインもおしゃれにこだわってもOKです。ライフジャケットは命を守るだけでなく、ファッションアイテムとしても楽しめます。
2つ目の準備が、水に濡れてもスマホが機能するよう防水パックにいれておくことです。海の事故が起きた時は、早急に救助を求める必要があります。
しかしスマホが水没すると機種によっては起動すらしません。万が一を考え、防水パックを使用してスマホを水に濡らさない工夫が必要です。
防水パックはコンビニやホームセンターなどで手軽に購入できます。防水パックに入れるだけでなく、ストラップをしっかりと身体に固定することも忘れずに。スマホは救助要請だけでなく、写真や動画撮影などでも活用できるので、準備していて損はありません。
3つ目は「118番」を認識すること。この番号を初めて知る人も多いのではないでしょうか。実は118番は、海上保安庁が運用している緊急ダイヤルで、いわば海の110番。
海の事故で救助を求める時、スマホのGPS機能を「ON」にしてから118番に直接通報することで、正確な位置を特定でき、迅速な救助につながるといいます。
また聴覚や発話に障がいをもつ人を対象に、「NET118」というサービスも運用しています。海での事故は一刻を争うので、118番を覚えておくと安心です。
さらに同サイトでは、海に行く時に、家族や友人などに自身の目的地や帰宅時間を伝えておくことも有効な自己救命策の1つとアドバイスしています。
マリンレジャーには、遊泳、釣り、サーフィン、磯遊び、スノーケリングなど様々な種類がありますが、海での痛ましい事故を起こさないためには、「自己救命策3つの基本」が重要であるほか、「家族や友人・関係者への目的地等の連絡」も有効な自己救命策の一つです。
政府広報オンライン ーより引用
万が一事故が起こってしまった場合でも周囲の人々がいち早く気付くきっかけとなり、迅速な救助につながります。
マリンレジャーを安全に楽しむための「自己救命策3つの基本」と「家族や友人・関係者への目的地などの連絡」についてご紹介しました。海は楽しい場所ですが、危険もあります。事前の準備と注意を怠らず、海での時間を存分に楽しみましょう。
[文・構成/grape編集部]