将棋の藤井聡太七冠が21歳での初白星です。北海道・小樽市で行われていた王位戦七番勝負の第3局で、佐々木大地七段に勝ち、タイトル防衛に王手をかけました。25日から北海道・小樽市の老舗旅館「銀鱗荘」で行われていた王位戦第3局は、26日午後7時ごろに先手の藤井聡太七冠が131手で、挑戦者の佐々木大地七段に勝ちました。
藤井聡太七冠が21歳初勝利で「王位」のタイトル防衛に王手 次…の画像はこちら >>
王位戦は先に4勝すればタイトル獲得となり、藤井七冠はこれで開幕から3連勝。王位4連覇に王手です。(藤井聡太七冠)「どういった形で攻めを見ていくか、方針が定まらないまま指してしまったところがあった。第4局は後手番になるのでこれまで以上にしっかり準備していいコンディションで臨みたい」
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一方、佐々木七段は追い込まれましたが初めてのタイトル獲得にむけて、巻き返しを狙います。(佐々木大地七段)「苦しい時間が長く続いてしまった。課題がいろいろとあるので、しっかりクリアして、いい状態で臨めるように切り替えたい」
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先週、藤井七冠は誕生日前日に棋聖戦でも佐々木七段の挑戦を退け、棋聖4連覇で20歳を締めくくりました。今回の21歳初対局でも白星を飾り、幸先の良いスタートを切りました。史上初の八冠獲得へ視界良好です!
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次なる王位戦第4局は8月15日から、佐賀県嬉野市で対局です。舞台は嬉野温泉和多屋別荘。実は2021年の王位戦の予定会場でしたが、直前の記録的な豪雨で大浴場が浸水するなど被害が出ました。このため、会場は大阪に変更されたのです。
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さらに、2022年の王位戦も和多屋別荘で行われるはずでしたが、挑戦者の豊島将之九段が新型コロナに感染。対局は実現できませんでした。8月15日の王位戦が3度目の正直に…地元は心待ちにしています。
その前に、藤井七冠は8月4日に大阪で行われる「王座戦挑戦者決定戦」で豊島九段との対局に臨みます。勝てば唯一残したタイトル「王座」への初挑戦が決まるもう一つの大一番。前人未到の「八冠」をたぐり寄せるのか、目が離せません。
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