全国的に気温35度を上回る猛暑日が記録される中、110年以上にわたり猛暑日がない「夏涼しいまち」として注目される太平洋沿岸の勝浦市で、その日の最高気温を知らせる黒板ボードが市役所1階ロビーにお目見えした。
“最高気温の低さ”から「涼しいまち勝浦を見えるかたちでアピールしよう」と、市観光商工課がイベントで使用しているボードを活用して設置。気象台の発表を基に、平日の開庁日に同課職員がチョークで最高気温を記している。市ホームページでもトップ画面から市内の気温や天気が分かるようにした。
勝浦沖は海底が深いため海水温が低く、冷やされた海風がまちに入り暑さを和らげる。28日は佐倉市や茂原市、市原市牛久で猛暑日となる中、勝浦の最高気温は31・0度。同課は「涼しい勝浦をぜひ訪れてもらいたい」と呼びかける。