柏で1080軒停電 原因は市の電気設備工事 事故やけが人の確認なし

柏市は27日、同市南増尾4の水道配水施設で市が行っている電気設備更新工事で誤配線があり、25日に同市の約1080軒で約3時間の停電が発生していたと発表した。事故やけが人は確認されていない。
市によると、工事を行っていた受託業者の作業員が配線を誤り施設内の配電設備がショート。東京電力パワーグリッドの配線網に異常な負荷がかかり、午後4時5分ごろに自動的に停電した。
停電が起きたのは南増尾、酒井根、青葉台の3地区。自家発電で作業していたため作業員は停電に気付かなかったが、周辺住民から工事現場に照会があったことから、誤配線が停電の原因と分かった。同社が復旧作業を行い、午後7時5分ごろに復旧した。
誤配線の影響で同施設に5台ある配水ポンプのうち1台に異常が生じているが、水道水の供給に影響はないという。