高校の男性教師が「病気の生徒を救いたい」 検査を受けて腎臓ド…の画像はこちら >>
腎臓移植が必要な生徒がいることを知り、「助けてあげたい」「僕が検査を受けてみよう」と決めた数学の先生。その後実際にドナーになっていたことを、『New York Post』『InspireMore.com』など海外メディアが伝えた。
アメリカ・オハイオ州トレドの高校に通う15歳のローマン・マコーミックくんは、鰓耳腎症候群という病気を持って生まれ、ここ数年は健康状態の悪化にずいぶん悩んでいた。
腎臓が徐々に弱っていることを確認した主治医らは、ローマンくんと家族に「腎臓の移植手術を受けたほうがいい」「そうしなければ透析が必要になる」と宣告した。
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「どうしてもローマンを救いたい」「生体腎移植を受けさせてやりたい」。そう考えた両親は地元のメディアなどに接触し、ドナーになってくれる人を見つけるために動き始めた。
そんな中、SNSでローマンくんの病気について知った人物が高校で数学を教えるエディ・マッカーシー先生に連絡。「この子、君の生徒じゃないのか」と言われ驚いた先生は、ローマンくんの病気を知り「適合するなら僕の腎臓をあげたい」と考えた。
早速検査を受けたところ、「適合性に問題なし」と判明。その後も5ヶ月かけて準備を進め、エディ先生は腎臓をローマンくんに提供する日に備えた。
その間ずっと「匿名でドナーになりたい」と希望していたエディ先生だが、「ローマンくんの両親はドナーが誰なのか気になるのではないか」と考え真実を伝えることに。
そこで勇気を出して連絡し「僕が腎臓を提供します」と伝えたところ、ローマンくんの両親は驚き言葉を失った。
ローマンくんの母親はメディアの取材に応じ、「エディ先生には感謝してもしきれません、素晴らしいかたです」「(先生がドナーになってくれると聞いて)言葉も出ませんでした」と述べた。
エディ先生は「(ローマンくんに腎臓を提供できることに)ワクワクしています」と話し、「腎臓はふたつなくても大丈夫」「必要としている人のドナーになることを考えてもらいたい」とも人々に呼びかけた。
その後、7月19日に移植手術は終了。「成功だった」と一部メディアが伝え、喜びの声が上がった。