ベース置く目印として打ち込まれたか…公園で小学生が2塁に滑り込んだら『クギ』大ケガ負う 約20本発見

愛知県西尾市のグラウンドで2023年4月、ソフトボールの練習をしていた10歳の小学生が、ヒザを10針縫う大ケガをしました。原因は2塁に滑り込んだ際に地面から突き出ていたクギでした。

愛知県西尾市吉良町にあるコミュニティ公園のグラウンドで2023年4月8日、ソフトボールの練習をしていた小学4年生の男子児童(10)が2塁に滑り込んだ際、左ひざに大ケガをしました。

傷の長さは8cm以上、10針も縫う重傷でした。地面からクギが突き出ていて、盗塁の練習でスライディングをした男子児童の脚に刺さったといいます。

西尾市がグラウンドを金属探知機などで調べたところ、約20本のクギを発見し、長いものでは23cmほどもあったということです。

西尾市によりますと、クギは利用者がベースを置く際に目印として打ち込み、取り除いていなかったものとみられ、盗塁の練習で地面が削られたことで、地中から突き出したとみられています。

クギを打ち込んだ人は分かっていませんが、西尾市は「公園を管理する市にも責任がある」として男子児童の治療費などを賠償する方針です。

※画像は西尾市提供