台風6号 記録的な風 沖縄や奄美は厳重警戒 6日頃にかけて警…の画像はこちら >>
大型で非常に強い台風6号は、沖縄本島地方に接近中です。沖縄地方や奄美地方では影響が長く続くでしょう。沖縄地方では、6日にかけて警報級の高潮の恐れもあります。
大型で非常に強い台風6号 沖縄本島地方に接近中 記録的な風を観測
大型で非常に強い台風6号は、沖縄本島地方に接近中です。最大瞬間風速は、未明から明け方、那覇市で52.5メートル、南城市で50.6メートルを観測しました。南城市では最大風速35.0メートルを観測し、統計開始の1977年以降、8月として1位の値を更新しました。台風6号は、きょう2日午前8時、久米島の南約70キロを1時間に10キロの速さで、西北西へ進んでいるとみられます。中心の気圧は930hPa、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルです。沖縄本島地方と宮古島が、風速25メートル以上の暴風域に入っています。暴風に厳重な警戒が必要です。沖縄本島地方には、台風本体や台風周辺の雨雲がかかり、沖縄県読谷村では、午前9時までの12時間に207.0ミリの雨を観測、統計開始の1976年以来、8月の1位の記録を更新しました。降り続く雨で、すでに地盤が緩んでおり、土砂災害の危険が高まっている地域もあります。土砂災害に厳重に警戒してください。
台風6号の影響 沖縄や奄美は大荒れの天気長く続く 高潮にも厳重警戒
台風6号は、あす3日にかけて、非常に強い勢力を保ったまま、西よりに進む見込みです。そのあと、東シナ海で動きが遅くなるでしょう。偏西風は、中国東北区からサハリン付近を流れており、日本付近の上空では台風を動かす風が吹いていません。このため、台風6号は、東シナ海まで進むと、動きが遅くなるばかりか、停滞したり、迷走したりする可能性もあります。本州付近に張り出している太平洋高気圧が勢力を弱めると、進路を東よりにとり、九州や四国、本州に近づいてくることも考えられます。進路はまだ定まっておらず、九州などに近づくかはまだわかりませんが、沖縄や奄美では、5日以降にかけて、台風の影響が長引き、大荒れや荒れた天気が続く恐れがあります。台風の影響と大潮の時期が重なるため、先島諸島ではきょう2日、沖縄本島地方ではあす3日にかけて、警報級の高潮になる見込みです。海岸や河口付近の低い土地では高潮による浸水や冠水に厳重に警戒してください。台風の進路等によっては、沖縄本島地方と先島諸島では、6日頃にかけて警報級の高潮になる恐れがあります。
予想される最大風速(最大瞬間風速)
2日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、沖縄地方 45メートル(65メートル)奄美地方 25メートル(35メートル)3日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、沖縄地方 30メートル(45メートル)奄美地方 20メートル(30メートル)4日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、沖縄地方 25から29メートル(35から45メートル)です。
予想される波の高さ
2日に予想される波の高さは、うねりを伴い沖縄地方 12メートル奄美地方 10メートル九州南部 6メートル3日に予想される波の高さは、うねりを伴い沖縄地方 11メートル奄美地方 6メートル4日に予想される波の高さは、うねりを伴い沖縄地方 9メートルを超える奄美地方 6から8メートルです。
予想される雨量
3日午前6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、沖縄地方 200ミリ奄美地方 120ミリ4日午前6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、沖縄地方 100から200ミリ奄美地方 50から100ミリ5日午前6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、沖縄地方 100から200ミリです。
予想される最高潮位(標高)
予想される最高潮位(標高)と高潮に警戒・注意が必要な期間は、沖縄本島地方 3.0メートル 2日昼前まで2.8メートル 2日夕方から夜遅く2.5メートル 3日未明から昼前2.1メートル 3日夜先島諸島 2.1メートル 2日昼前まで2.0メートル 2日夕方から夜遅くです。