緑地で倒木、70代女性が転倒し太もも骨折 マテバシイ内部腐敗か 千葉市美浜区

千葉市は1日、美浜区の袖ケ浦第3緑地でマテバシイが倒れ、緑地内を歩いていた70代女性=市内居住=が骨折する事故が発生したと発表した。樹木の内部が腐っていたことが原因とみられる。
市中央・美浜公園緑地事務所によると、倒れたのは高さ約7メートル、幹回り約50センチのマテバシイ。7月28日、地上約3メートルのところで幹が折れ女性に接触。女性は転倒し左太ももを骨折するけがを負った。
倒れた木は樹木を腐らせる「腐朽菌」に感染していたが、直近の定期点検では異状は見られなかった。市は同日、負傷した女性へ謝罪するとともに倒木を撤去。同緑地の全樹木を点検した。今後、点検の方法を見直すなどし再発防止に努めるとした。