新潟市東区で８月３日、少なくとも９棟の住宅が燃える火事があり、焼け跡から１人の遺体が見つかっています。
新潟市東区中山の住宅街で勢いよく立ち上る炎。電線からは火花が散っている様子も確認できます。
この映像が撮影されたのは午後６時半すぎ。このとき消防や警察には「住宅から炎が上がっている」と通報が相次いでいました。
【記者リポート】
「通報から１時間以上が経ちますが、現在も懸命な消火活動が続いています。住宅街には煙が立ちこめ、時折、爆発音も聞こえてきます」
小田賀さん（９１）の住宅から出た火は瞬く間に燃え広がり、近隣住民が心配そうに消防による消火作業を見守っていました。
【近所の人】
「この隣の家なんだ、火元がね。一気に燃え上がって、向こう側の家も２軒くらい燃えちゃったのかな」
火が消し止められたのは、発生から約５時間半が経った４日未明のことでした。
【記者リポート】
「発生から一夜明けました。火は近隣の住宅にも燃え移っていて、消防と警察が実況見分を行っています」
この火事で小田さんの木造一部２階建ての住宅など少なくとも９棟を焼きました。
火元の住宅からは１人の遺体が見つかっています。
１人暮らしだった小田さんと火事のあと連絡が取れていないことから、警察は遺体が小田さんとみて身元の特定を急ぐとともに、消防と火事の原因を調べています。