学び直したいスキル、「世帯年収」によって違いがあることが判明!

パフォーマンステクノロジーネットワーク「afb(アフィビー)」の開発運用を行うフォーイットは、「リスキリング」に関するアンケート結果を8月2日に発表した。調査は2023年6月26日、全国の18歳~69歳の男女500名を対象に行われた。

学び直すとしたらどんなスキル・技術を身につけたいかという質問に対し、最も多かった回答は「画像・動画編集スキル」で33.8%という結果に。次いで、「事務スキル(Excel・Powerpoint等)」(33.0%)、「語学スキル」(32.6%)と続いた。また、「その他のスキル」を除いて最も回答数が少なかった「コンサルティングスキル」は11.4%にとどまっている。

前述の質問を男女別で見ると、ほとんどの項目で男性の回答率が女性を上回ったが、「事務スキル(Excel・Powerpoint等)」と「財務・経理スキル」の2つにおいては、女性の回答数が男性を上回った。特に、「事務スキル(Excel・Powerpoint等)」では、男性が27.6%であるのに対して女性は38.4%と10%以上もの差に。

また、年代別に見ると、「画像・動画編集スキル」や「プログラミングスキル」が10代から40代までの幅広い世代で安定した回答数を集める一方で、60代では「画像・動画編集スキル」が20.0%、「プログラミングスキル」が10.0%と低調な数字となっている。

世帯年収別に見ると、最も差が大きかったのは「マーケティングスキル」で、世帯年収「~500万円」が17.5%、「501万~1,000万円」が16.8%だったのに対して、「1,001万円~」では32.8%という結果に。

同調査では、ここまで大きな差がついている理由として、「マーケティング職の平均年収が日本の平均年収と比較して高い傾向にあるため、その影響が及んでいる」との考察を行った。

また「画像・動画編集スキル」では、世帯年収「1,001万円~」が23.4%という数字の一方で、「~500万円」では38.2%と、回答率が高くなった。

同社の見解によると、一般的に世帯年収が上がるほど年齢層も上がる傾向があるが、YouTuberやTikTokerなどのインフルエンサー人気が広がりを見せている若い世代にとって「画像・動画編集スキル」は「稼げるスキル」として認識されているのでは、としている。