9・10「ラリー北海道」開催!公園内に大迫力のコース設置…池田町・あの街行く北海道

今秋、十勝管内で開催される自動車競技「ラリー北海道2023」の一つ、スーパースペシャルステージ(SSS)が9月10日に池田町の清見ケ丘公園内で行われる。
通常は林道などのコースで競うが、SSSは特設会場にコースを造り、1周約500メートルのタイムトライアルで争う。観客はスタートからゴールまで迫力ある走りを楽しめる。
池田町は2015、16年のラリー北海道で、林道コースが採用されたことはあるが、SSSは初の開催。両翼約100メートルの公園内の旧野球場にコースを造り、約1000人の有料観客席を準備するという。会場周辺では競技車の展示のほか、ディスクドッグショー、アクセサリー作りなど子ども向けのイベントも計画しており、「ラリー北海道には例年多くの方々がお越しになるので、これを機会に池田町の名前や魅力を広めていきたい」(町企画財政課)と来町を呼びかけている。
観光シーズンも本格化する。盆踊りや花火大会などが盛大に行われる「いけだ夏祭り」(8月12日)、9月のラリー北海道、そして10月1日には恒例の「秋のワイン祭り」が開催される。「季節ごとに池田町を楽しんでいただければ」(町企画財政課)と、実りの時期に町は活気づいていく。
〇…「秋のワイン祭り」は10月1日にワイン城(正式名=池田町ブドウ・ブドウ酒研究所)横のイベント広場で4年ぶりに開催される。牛の丸焼きや名産の十勝ワインを堪能できる人気イベントとあって「復活を歓迎する声が多く寄せられている」(池田町観光協会)。例年約4000人を集めてきたが、コロナ禍を経た今年は2000人に限定。入場チケットの詳細は近日中に発表を予定している。
〇…池田町出身で、人気音楽ユニット「DREAMS COME TRUE」の吉田美和のライブ衣装など資料を観覧できる「DCTgarden IKEDA」も町の人気スポットだ。また町内にはドリカムの楽曲の歌詞に出てくる場所も点在しており、“聖地巡礼”を楽しむことができる。
◇池田町 十勝平野の中央からやや東に位置する。1896年に鳥取藩主の池田侯爵によって開墾が本格化。1926年の町制施行で「池田町」に。農業や畜産業が盛んな一方、「十勝ワイン」は、1963年に全国初の自治体ワイナリーとして誕生。面積は371・79平方キロメートル。人口は6071人(7月末現在)。