北海道の1か月予報 厳しい寒さとなる日があるも、寒さのトンネル 出口ようやく?

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向こう1か月は、気温が平年並みか低く、寒さの厳しくなる日もある見込みです。しかし、2月下旬頃からの気温は平年並みとなり、いよいよ北海道でも寒さのトンネルの出口が見えてきそうです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。
1週目(2月11日~17日) 気温変化の大きい1週間に
今日(9日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。11日土曜日にかけての北海道は、雪は降っても弱く、冬としては穏やかに経過する所が多くなるでしょう。12日日曜日はサハリン方面の低気圧を含む気圧の谷の中となり、広い範囲で雪が降りそうです。日本海側を中心に雪や風が強まり、沿岸では湿った雪となる所もあるでしょう。その後、13日月曜日以降は冬型の気圧配置となる日が多く、上空の寒気が強まります。日本海側では雪が降りやすくなり、雪や風が強まることもあるでしょう。特に14日~15日にかけては、札幌周辺でも雪の量が増える恐れがあります。16日木曜日には次第に冬型の気圧配置は緩む見込みです。気温は13日月曜日にかけて平年並みか高く経過し、プラスの気温となる所も多い見込みです。しかし、14日火曜日以降は上空の寒気の影響で、気温が平年より低くなり、厳しい寒さが戻ってきそうです。気温変化の大きい1週間となるため、服装で調節するなど体調管理に十分注意してください。
2週目(2月18日~24日) 気温はほぼ平年並みに

日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多くなるでしょう。一方、オホーツク海側や太平洋側では平年と同様に、晴れる日が多い見込みです。気温は平年並みで経過するでしょう。平年並みとはいえ、ひとたび上空に寒気が入ると、厳しい寒さとなることもまだまだありそうです。いったん寒さの緩む日があっても油断せず、対策はしっかりと行うようにしてください。
3~4週目(2月25日~3月10日) 路面状況の変化、落雪などに注意

平年と同様に、日本海側では曇りや雪の日が多く、太平洋側やオホーツク海側では晴れる日が多くなる見込みです。気温は平年並みで経過するでしょう。この頃になると、道内では日中にプラスの気温となる日も増えてきます。体感としては幾分楽にはなりますが、日本海側など雪の多い地域では、朝晩はつるつる路面やブラックアイスバーン、日中はぐしゃぐしゃ路面になるなど、真冬の時期より路面状況が変わりやすくなりそうです。車を運転の際は泥はねなどに注意し、万が一タイヤが雪に埋まってしまった時に備えて、スノーヘルパーやスコップなどを車に積んでおくとよいでしょう。また、屋根からの落雪も増える時期となります。特に晴れて気温が上がる日は、屋根からの落雪などにも十分注意してください。