虐待で5歳娘を失明寸前に追い詰め… 「しつけのつもりだった」と母親が釈明

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長いあいだ続いていた虐待のせいで失明しかけている女の子を、見かねた親族の通報。母親と継父である再婚相手が逮捕された。経緯と母親の主張について、『Thaiger』などタイのメディアが伝えている。
タイで暮らすある夫婦が逮捕された。妻(30)とその再婚相手である夫(36)が5歳の娘を虐待していたことを知った親族が、たまらず通報し「助けてやって」と依頼したのだ。
3時間以上にわたって取り調べを受けた夫婦のうち、実の母親である妻のほうは「確かに虐待しました」と供述。夫は容疑を否認しており、妻も「やったのは私ただひとりです」「夫が虐待の現場に居合わせたのは1回だけ」などと話した。
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犯行現場に連行された妻は虐待を再現し、娘の肋骨を踏みつけて骨折させたなどと明かした。その後も妻は夫をかばい、「彼が仕事や釣りに行き家にいない時間を狙って、娘を虐待しました」と発言。
娘は長いあいだ虐待を受け失明しかけているというが、犯行の動機について妻は「しつけのつもりだったんです」「頑固な子だったから…」などと話している。
関与を否定した夫のほうも取り調べを受けているが、虐待についてどこまで把握していたのか、また目撃した際に妻をとめようとしたのかなど、詳細は分かっていない。
娘を踏みつけるなどひどい虐待を繰り返していたにもかかわらず、妻は「反省しています」などと主張している。
また娘に対する感情を問われると、「愛していますよ」「ひどい目にあわせるつもりなんてありませんでした」と釈明を繰り返した。「もしやり直すチャンスを貰えるのなら、もう二度と虐待したりしません」とも述べているという。
夏休みなど長期休暇中は、子供に対する虐待も増えると言われている。厚生労働省はHPで児童相談所虐待対応ダイヤル「189」を紹介し、「通告・相談は、匿名で行うこともでき、通告・相談をした人、その内容に関する秘密は守られる」と説明している。
この番号にかけると、近くの児童相談所につながるという。知っている子が被害を受けている可能性がある、自分の子供にあたってしまう、子育てに悩んでいる人が近くにいるという人は、ぜひ電話をかけてみていただきたい。