『大口レンコン』連日の“猛暑”が恵みに!暑い夏には「サラダ感覚で食べて」【新潟・長岡市】

水不足への懸念が高まる中、常に水を張った状態で育てる必要があるレンコンの出荷が新潟県長岡市中之島地区で始まりました。水不足や暑さの影響に頭を悩ませる農家も多くいる中、レンコン農家にとってはこの暑さが恩恵となっているようです。

長岡市中之島地区の水が張られたレンコン畑では、ブランド野菜・大口レンコンの早生品種の収穫が始まっています。

連日の暑さでレンコン栽培に不可欠な水の不足が心配されますが…

【レンコン農家 小坂井啓光さん】
「全部のほ場で井戸を掘って、エンジンもしくはモーターのポンプが置いてある」

中之島地区では豊富な地下水をポンプでくみ上げることができるため、水不足の心配はないということです。

逆に亜熱帯性の植物で暑さに強いレンコンは連日の猛暑の恩恵を受けていると言います。

【レンコン農家 小坂井啓光さん】
「暑い分には非常にいいことで、成長がどんどん促進されていく」

ただ、5月末ごろに朝晩の低温に見舞われたため、収穫量は、現時点では平年より2割ほど落ちる見込みだということです。

それでも味には太鼓判を押す農家の小坂井さん。暑い夏にもさっぱり食べられる簡単なメニューがあると教えてくれました。

【レンコン農家 小坂井啓光さん】
「軽くゆがいて、薄くスライスして、ドレッシングをかけてサラダ感覚で食べる。この時期シャキシャキ感もあるし、甘みも分かるし、個人的にはオススメ」

大口れんこんは8月7日に出荷が始まり、すでに県内のスーパーの店頭に並んでいます。