“給食の強要”など不適切保育が数十件…桑名市のこども園に県が特別監査実施の方針 手足引っ張る行為も

三重県桑名市のこども園で、園児への不適切な保育が確認された問題で、県が特別監査を実施する方針を示しました。

桑名市によりますと、私立「長寿認定こども園」では、保育士が園児の腕や足を引っ張る行為や給食を強要するなどの不適切な保育が、数十件確認されました。

23日の会見で、一見知事は「市と合同で特別監査を実施し、原因究明などを行う」と明らかにし、近く、当時の園長らに対して聞き取り調査を実施するということです。

桑名市はこれまでに園の職員らおよそ40人に聞き取りを行い、経験の浅い保育士が多いことや、給食を完食させる意識が強かったことなどが問題の背景にあったとする調査結果を22日、県に報告していました。