お盆休みに高速道路の渋滞を回避するコツについて、専門家、NEXCO中日本の高速道路ドライブアドバイザーに聞きました。 愛知県一宮市の名神高速道路・一宮JCT付近は、年間通して多くの車で混雑する「渋滞の名所」です。 まもなくお盆を迎えますが、一宮JCT付近でも期間中に、最大で15キロの渋滞が予測されています。
NEXCO中日本の高速道路ドライブアドバイザー・林修平さんに車に同乗してもらい、渋滞を防ぐコツを聞きました。NEXCO中日本の林修平さん:「交通量もコロナが第5類に移行しまして、増えてきているというのが最近の傾向としてみられます。ちょうど今一宮JCTなんですけども、名神高速の本線が渋滞をしているというような状況です。こうした本線が渋滞している箇所での合流としましては、ファスナー合流ということでお願いしています」 本線へ合流する際、気を遣ってできるだけ手前から車線変更する傾向がありますが、先頭まで進んで1台ずつ交互に合流する「ファスナー合流」のほうが渋滞は起きにくいといいます。
また、一見平坦なように見える道路でも注意が必要です。ドライバーが上りであることに気づかずに無意識に速度が低下し、後続の車に次々と伝わって渋滞になると話します。
この夏相次いでいるゲリラ豪雨についての対策も聞きました。NEXCO中日本の林さん:「ワイパーをしても、なかなか視界が悪くて見通しが悪いということもあると思います。そうした場合、近くのサービスエリア・パーキングエリアに一回入っていただいて、雨がおさまるまで、視界が確保できる状況になるまで待機していただくことで避けていただきたいと思います」
今年2023年のお盆は、コロナ禍の制限がなくなり、高速道路の渋滞は11日から本格化し、東名高速上りと下り・岡崎IC付近で最大20キロ、東名阪自動車道上り・亀山PA付近で最大25キロとなるなど、他の場所でも10キロを超える渋滞が予測されています。
NEXCO中日本の林さん:「渋滞を回避する1番良い方法は、渋滞が予測される日にち・時間帯を事前に確認して、お出かけする日時をずらしていただくことです。今から日にちを変えられないという方も多いと思いますので、その場合は渋滞が予測される時間帯を少しずらしていただくだけでも、快適にお出かけいただけると思います」