松戸市の小規模保育事業所「コモレビ・ナーサリー」で、保育士が園児の頭をたたくなどの不適切保育があった問題で、松戸署は10日、暴行の疑いで30歳と31歳の女性保育士2人=いずれも同市=を地検松戸支部に書類送検した。
2人の書類送検容疑は昨年10月5日午前、同市東松戸にある同事業所で、男児2人の頭を手やおもちゃでたたくなどした疑い。男児にけがはなかった。
同署によると、30歳の保育士は容疑を否認。31歳の保育士は認めている。
同市によると、9月に匿名の通報が市にあり不適切保育が発覚。市の調査では、30代~40代の女性保育士3人が、園児の頭をプラスチック製の弁当容器でたたいたり、指でこめかみを小突いたりした計10件の不適切な保育をしていたことが判明した。
市の監査に同事業所を運営する社会福祉法人は当初、「不適切保育はない」としていたが、市が防犯カメラ映像などの提出を求め調べて、不適切保育を確認した。