無料検査で補助金を詐取か…男2人逮捕検査件数を“水増し” 埼玉県警

抗原検査の無料検査事業を巡り、検査件数を水増しして埼玉県に申請し、補助金約540万円をだまし取ったとして薬局の運営会社の役員2人が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは埼玉県富士見市で薬局などを運営する「Assist・Medical」の代表取締役・大関翔太容疑者(32)と取締役の池上康祐容疑者(31)の2人です。 大関容疑者らは抗原検査の無料検査事業を巡り、富士見市の薬局で去年4月に約1280件の検査をしたと県に申請し、4月分の補助金約540万円をだまし取った疑いが持たれています。 このうち約230件、100万円分を水増し請求していたということです。 警察によりますと、大関容疑者らは何らかの方法で住所と氏名が書かれた名簿を入手し、それをもとに架空の検査申込書を作成していました。 大関容疑者らは今年1月までの約1年間で、水増しするなどして合わせて7000万円以上の補助金を不正に申請したと警察は余罪を調べています。 一方、県は不正に補助金を受け取ったとしてAssist・Medicalの事業者登録を3月付で取り消しています。