白血病患う10歳少女がボーイフレンドと挙式後に天国へ 「幸せな最期」と世界が涙

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家族やパートナーに深刻な病が判明したら、悲しみや不安で意気消沈してしまうだろう。そんな経験をしたある少年の心優しく勇気ある行動に、世間の人々から感動の声があがっている。
アメリカの『NEW YORK POST』やイギリスの『Mirror』が報じた。
アメリカ・ノースカロライナ州のウォルナット・コーブに暮らすエマ・エドワーズちゃん(10)は昨年4月、急性リンパ性白血病と診断された。
これは小児がんのなかでも最も多く、治療により多くの患者に寛解のチャンスがあると言われている病だ。しかし、エマちゃんはさまざまな治療法を試みたものの進行を食い止められなかった。
すると6月、両親のアリナさんとアーロンさんは、医師からエマちゃんの余命が数日から1週間であることを告げられた。
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がんを克服できると信じていた両親に、それは予想外の残酷な告知だった。「『できることはもう何もない』と医師に言われ、大きなパンチをくらった気分でした」と語っている。
そんな絶望のなか、エマちゃんの夢が「ボーイフレンドのダニエル・マーシャル・ウィリアムズくんと結婚すること」だったことを思い出した両親は、ふたりが通う小学校に結婚式を挙げられるようお願いした。
だが、教師たちからは「学校では難しい」との回答があったため、ダニエルくんと協力してガーデンセレモニーを挙げることにしたという。
そして6月29日、100人を招待しエマちゃんとダニエルくんの結婚式が開催された。アリナさんは「ダニエルは世界一、心の優しい男の子です。エマを本当に愛してくれていました」と称えた。
さらに、「多くの子供たちはディズニーランドに行きたがりますが、エマの夢は結婚し、愛する人と子供を3人持つことでした」とメディアに語った。この結婚式から12日後、エマちゃんは天国へと旅立った。
アリナさんによると、エマちゃんはそれまで健康で病気ひとつしたことがなかったものの、昨年になって突然、嘔吐を繰り返すようになったという。
あるとき気を失い、病院で診察を受けたところ、医師はエマちゃんの脚の骨にがんを発見。友人の両親や地域の人々たちが、高額になる治療費に対し、支援をしていた。
世間からは「とても幸せな最期だね」「感動した」といった声があがった一方、「男の子には酷すぎる」「この少年には将来ちゃんと幸せを見つけてほしい」と心配する意見も出ている。