台風7号は、15日明け方にも東海地方に最も接近し上陸する恐れがあり、気象台は暴風や土砂災害、河川の増水などに厳重に警戒するよう呼びかけています。
強い台風7号は、和歌山県の潮岬の南東約130キロを時速15キロの速さで北西に進んでいるとみられ、15日明け方にも東海地方に最接近する見込みです。
14日午後、紀伊半島の一部が暴風域に入ったほか、土砂災害の恐れがあるとして、三重県紀宝町は午後5時半過ぎに町内全域の5210世帯1万351人に避難指示を出しました。
東海地方では、15日夜にかけて線状降水帯が発生する恐れがあり、16日午後6時までの24時間に予想される雨の量は、いずれも多いところで三重で450ミリ、愛知と岐阜で200ミリとなっています。
15日の1時間雨量は、いずれも多い所で三重で80ミリ、愛知と岐阜で50ミリと予想されています。
さらに風も強くなる見通しで、15日の最大瞬間風速は三重県の陸上で45メートル、愛知県の陸上で35メートルなどと予想されています。
気象台は、暴風や土砂災害、河川の増水などに厳重に警戒するよう呼びかけています。