〈J1アルビ〉高木の復活ゴールで引き分けに「一つずつ返していけたら」 湘南と勝ち点1分け合う【新潟】

明治安田生命J1リーグ・アルビレックス新潟は8月12日、ホームで湘南ベルマーレと対戦しました。

【齋藤正昂アナウンサー】
「夕方になり、涼しい風が吹いてきました。お盆休みということもあり、スタジアムには多くのサポーターが駆けつけています」

中には、帰省のタイミングで試合を見に来た人も。

【サポーター】
「中学生のときのチームの集まり。お盆期間も一緒になったので。彼は遠方から来たけど、みんなでこの機会だから集まって一緒に見ようという感じで」

【サポーター】
「私たちが毎回試合に来ていて、きょうは帰省している友達を誘ってきた」

【サポーター】
「初めてなので勝つところが見たい」

3万人近い観客が集まる中、アルビレックス新潟はここまでリーグ最下位に沈む湘南をホームで迎え撃ちました。

1か月以上ぶりのビッグスワンでの試合で勝利を目指すアルビでしたが前半10分、ピンチを迎えます。

中央にいたディサロがボールをペナルティエリア左へ。ダイレクトのクロスを大橋に合わせられ、先制点を奪われます。

さらに前半26分、相手のロングボールにトーマスデンが対応しますが、大橋にボールを奪われると、最後はディサロが冷静に流し込み2-0に。

追いつきたいアルビは後半開始から高木を投入。さらに後半20分には7月、群馬から加入したFW長倉が初めてビッグスワンのピッチへ。するとこの2人が攻撃にリズムをもたらします。

後半26分、長倉がボールを奪うと高木が前線の鈴木へ。左サイドへのボールを長倉が運んで中央の鈴木がシュート。

徐々に流れをつかむと、後半30分でした。右サイドの松田から受けたボールを長倉がキープ。島田とつないで最後は高木。

去年、右膝のケガで長期離脱していた高木の11カ月ぶりとなる復帰後初ゴールで反撃ののろしをあげると、後半アディショナルタイムでした。新井のスルーパスに走り込んだ鈴木がダイレクトで中央へ。ここでボールを収めたのは再び高木。

【高木善朗 選手】
「(鈴木)孝司さんが90分走って、本当にしんどい中、ギリギリのところで折り返してくれたので、自分はゴールに蹴り込むだけだった」

高木の2ゴールで引き分けに持ち込んだアルビ。なんとか勝ち点1を手にしました。

【高木善朗 選手】
「たくさんの方々が期待して待っててくれた中で、なかなか期待に応えられなくて自分自身、悔しい思いもしたけど、こうやって一つずつ返していけたらいいなと思う」

勝ち点25のアルビは現在14位となっています。次節は8月18日(金)、アウェーで福岡と対戦します。