新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類に引き下げられてから初めて迎えるお盆。新潟県内の行楽地は多くの家族連れなどでにぎわいを見せていました。
スーツケースやお土産を持った人などで混雑した8月11日の新潟駅。
【埼玉から帰省】
「やっと新型コロナも明けたので、ゆっくり遊びたい」
【東京から帰省】
「母の漬け物とかナスの味噌炒めとか食べたい」
お盆休みをふるさとや行楽地で過ごす人の帰省ラッシュがピークを迎え、3連休がスタートしました。
12日、午前中からチケット売り場に長い列ができていたのは、新潟市中央区の水族館・マリンピア日本海です。
訪れた人たちのお目当ての一つは大人気のイルカショー!
800人の席は満席に。立ち見客も出るほどの盛況で、イルカがジャンプを披露するたびに大きな歓声が上がりました。
【子ども(埼玉から)】
「楽しかった」
【子ども(山形から)】
「イルカちゃん、ジャンプしてた」
【父親(山形から)】
「イルカちゃん(ぬいぐるみ)に本物のイルカを見せたくて来たので、きょうはもう大満足」
マリンピア日本海によりますと、来館者は去年よりも約3割増え、新型コロナ禍前の水準に戻りつつあるということです。
【マリンピア日本海 野村卓之 館長】
「非常ににぎわっていてうれしい。トドの子どもが順調に育っていて、動きが非常に活発になっている。特に朝はよく泳ぎ回っているので、ぜひご覧いただければ」
にぎわいを見せていたのは、新発田市の月岡温泉も。
【足湯を楽しむ人】
「すごく気持ちいい」
旅館には札幌や熊谷など、県外ナンバーの車も多く見られました。
【子ども(埼玉から)】
「埼玉県(から来た)。温泉に入る」
【県外から訪れた人】
「新潟には6年ぶりに来た。新型コロナもあって、本当はもっと早く来たかったけど。プールに入ったり、花火をしたりしたい」
【ホテル泉慶 飯田武志 社長】
「お盆シーズンというのは、新型コロナ禍においても例年ほぼ満室だが、5類になったことで夏休み全体を通した予約数というのは、新型コロナ禍と比較すると全然違う印象」
旅館で非日常を楽しむ一方で、盆入りとなった13日、新潟市中央区の正福寺には朝から墓参りをする人の姿が多く見られました。
訪れた人は線香の香りに包まれながら亡くなった家族や先祖をしのび、墓前で静かに手を合わせていました。
【墓参りに訪れた人】
「朝早いほうがいいと思って、出かけてきた」
【墓参りに訪れた人】
「みんなが元気でいられるといいなと伝えた」