千葉市は15日、稲毛海浜公園プール(美浜区)にある空気を入れたビニール製のスライダーで、男児(8)=市外在住=が緩衝材に衝突し、左太ももを骨折する事故があったと発表した。スライダーに流す水の量が多く、速度が出やすい状態だったのが原因とみられる。
市公園管理課によると、男児は5日、父親と同プールを利用。スライダー(高さ9・6メートル、全長28メートル、傾斜約40度)を滑走した際、終端部の空気が入った緩衝材にぶつかり骨折した。男児は同日、医療機関を受診し全治2カ月と診断された。
市は男児と家族に謝罪した上で、運営を委託している民間会社「ワールドパーク」、スライダーのメーカーと事故原因を調査し、スライダーに流す水の量が多かったのが原因だったとした。再発防止策を取るまで当面スライダーの運用は休止する。