すかいらーくホールディングスは8月11日、CO排出量実質ゼロの環境配慮型店舗「ガスト東村山市役所前店」を東京都東村山市にオープンした。
同店では、太陽光発電設備とCOフリー電力を導入し、電力を100%再生可能エネルギーで対応する。また、カーボンニュートラル都市ガスを導入し、電気とガスを併せてCO排出量実質ゼロで運営することで、年間約88トンのCOを削減。客の利便性向上、従業員の働きやすい環境づくりを目指し、DXも積極活用したサステナブル店舗となる。
店舗屋根部分に54.72kWh太陽光発電設備を設置し、省エネルギー化を実現。そこで発電される電気は全て当店舗運営に充てており、全電気量の30%量に相当する。
CDエナジーダイレクトが調達する電源に対して、再エネ指定のトラッキング付き非化石証書を使用し、実質的にCO排出量がゼロの電源100%とすることで、太陽光発電で賄いきれない残り70%の電力についてもCO排出量を実質ゼロとしている。
東京ガスが取り扱う「カーボンニュートラル都市ガス」を採用。カーボンニュートラル都市ガスとは、天然ガスの採掘から燃焼に至るまての工程て発生する温室効果カスを、新興国等における環境保全フロシェクトにより創出されたCOクレシットて相殺すること(カーホン・オフセット)により、地球規模ではCOが発生しないとみなされる天然ガスを活用した都市ガス。
また、林業や製材業を通じて、地域活性化につながる地域木材「とうきょうの木・多摩産材」を店内の一部に使用。雨水利用やリメイク家具、再生ガラス照明などで資源も有効活用している。
ECO空調や外調機の導入、厨房に外気負荷を抑えた設備を導入するなど、働く従業員の環境も改善。
さらに、入店から退店されるまでの店舗体験にITデジタルを積極活用。人との協働による接客サービス品質の向上と従業員の働きやすい環境づくりを目指す。