賞味期限近づいた食品、半額で買えます 食品ロス削減へ無人販売機設置 勝浦市

食品ロスを減らして温室効果ガス排出削減につなげようと勝浦市は、賞味期限が近づくなどして廃棄される食品を定価の半額で購入できる販売機を導入した。
市役所1階ロビーに設置したのは食品ロス削減無人販売機「fuubo(フーボ)」。通常の流通網では廃棄されてしまう菓子やレトルト食品、インスタントコーヒーなど10種類ほどを扱う。
購入には専用サイトへの登録が必要で、オンラインで商品を選んで決済し、送られてくるQRコードで販売機のロックを解除して商品を取り出す。受け取りは午前8時半~午後5時15分で、土日祝日も可。
期間限定パッケージ商品や賞味期限が3カ月以上残っている商品もあり、一定期間で入れ替わる。市生活環境課によると、導入1週間で71点(9198円)の購入があった。
同販売機は全国65カ所以上、県内6カ所に設置されていて、県内自治体では船橋市に次いで2例目。現時点で販売機業者との契約は来年6月末までで、本年度の事業予算は150万円。同課は「脱炭素への意識向上の一助になれば」としている。