台風のアウターバンドが静岡県に 東海道新幹線が運転見合わせ 大雨いつまで

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きょう16日、台風7号は日本海を北上していますが、台風の南側のアウターバンド(外側の雨雲)が静岡県や岐阜県にかかり続け、非常に激しい雨や激しい雨が降っています。今夜にかけても活発な雨雲がかかる恐れがあります。
台風7号の影響が続く 南側のアウターバンドがかかる

きょう16日、台風7号は日本海を北上していますが、台風の南側のアウターバンド(外側の雨雲)が静岡県や岐阜県にかかっています。1時間に静岡県富士市では60.0ミリ(午前11時20分まで)、静岡市清水区で51.5 ミリ(午前8時10分まで)の非常に激しい雨が降りました。また、静岡市で49.5ミリ(午前8時2分まで)、岐阜県郡上市の長滝で41.0ミリ(午前6時21分まで)などと激しい雨を観測しています。11時50分現在、JR東海とJR西日本のHPによれば、三島駅から静岡駅間での大雨により、東海道新幹線・山陽新幹線は運転を見合わせており、運転再開の見込みは立っていないそうです。
大雨いつまで?

台風7号は今後も日本海を北上しますが、進行速度はあまり速まらず、このあとも同じような状況が続く見通しです。今後も同じような場所に活発な雨雲がかかり、早くとも夕方くらいまで、長引けば今夜にかけて同じような場所で、非常に激しい雨や激しい雨が降る恐れがあります。新幹線だけでなく、道路の速度規制や通行止めなどの影響も考えられます。交通機関への影響が長引く可能性があり、最新の交通情報を確認してください。
非常に激しい雨とは

非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上~80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所や非常に激しい雨が降った所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒してください。