世界遺産の神社でも…台風7号の影響で東海3県各地で多くの被害 三重では牡蠣の養殖筏の作業小屋が流される

台風7号の接近から一夜明けた16日、三重県南部を中心に東海3県でも多くの被害が確認されています。三重県熊野市の世界遺産・花の窟神社でも、綱が切れるなどしました。

(リポート)
「世界遺産・花の窟神社です。本来ですと岩と木を繋ぐ縄が、完全に切れてしまっています」

三重県熊野市の「花の窟(いわや)神社」では、ご神体の岩と木の間に渡した綱が、強風の影響で切れる被害が出ました。

境内では多くの倒木が発生し、鳥居が倒れるなどしていて、16日朝から関係者が片づけに追われています。

牡蠣の養殖が盛んな三重県鳥羽市浦村町でも被害が出ています。

浜英水産の浜田さん:
「台風で流されて(作業小屋が)沈んでいる状態です。牡蠣が吊ってあるロープに(小屋が)入っちゃったりすると、牡蠣が切れて落ちちゃったりする」

養殖の筏の上に設置されていた作業小屋が流されて沈みかけていたほか、丸太が折れるなどの状況が明らかになりました。

愛知県豊橋市では、一部の地域で住宅の瓦がずれるなど突風とみられる被害が確認され、気象台が現地調査を行っています。