市川市曽谷3の住宅で住人とみられる70代男性の顔などを蹴ったとして、市川署は15日、殺人未遂の疑いで隣の家に住む自称アルバイト、中馬茂容疑者(46)を現行犯逮捕した。男性は搬送先の病院で死亡が確認されており、同署は容疑を殺人に切り替え、2人の間にトラブルがあったとみて詳しい経緯を調べる。
逮捕容疑は15日午前11時15分ごろ、同市曽谷3の住宅で、男性の顔や体を複数回蹴った疑い。
同署によると、同20分ごろ、容疑者の母親から119番通報があった。同署員らが駆け付けたところ、1階の室内で男性が意識不明の状態で倒れていた。署員が母親と現場にいた容疑者に事情を聴いて確保した。
男性は1人暮らしとみられ、容疑者は母親と兄弟の3人暮らしだった。「殺すつもりで踏んだり蹴ったりする暴力を振るったことに間違いない」と容疑を認めている。
現場は京成八幡駅から北に約2キロの住宅街。近くに住む自営業の60代男性は「誰が住んでいたかは知らないが、たまにすごい怒鳴り声がすることがあった。何度か注意しに行こうかと思ったくらい。7~8年以上前から続いてると思う」と話した。