暴風雨の中、デリバリー配達員に届く“台風クエスト”が過酷すぎ… 「絶対やらん」本音も

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きょう15日早朝に本州に上陸した台風7号が近畿を北上する中、ツイッター(現・X)では、フードデリバリーの配達員に提示された“台風クエスト”が話題を呼んでいる。
台風7号は和歌山県潮岬付近に上陸し、暴風域を伴って近畿を北上している。そのため、近畿を中心に強い雨と風が続いている。
そんな中、ツイッターでは関西でデリバリー配達員をしている人から、“台風クエスト”が提示されたとの投稿が相次いだ。「クエスト」とは、一定期間の配達回数に応じて支払われる追加報酬のこと。週末や悪天候などの条件下で提示されることが多い。
投稿された画像を見ると、15日早朝から16日未明までの期間中に、大阪府内や京都府内での配達を条件に、10回の配達につき1,000円というクエストが提示されている。
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台風7号は速度が遅く、近畿をゆっくり北上するため、16日にかけて猛烈な風や激しい雨の恐れが続く。
危険な暴風雨の中での“台風クエスト”提示に、配達員からは「台風の中1,000円出すから働けってか」「絶対やらんけどな!」「お前らもうこの2日は休めと遠回しに言われてるようなもん」と声があがった。
中には、台風が直撃している地域にもかかわらず、とくに割り増しなどのない報酬での配達依頼もみられ、「この暴風雨の中こんな報酬じゃ誰も行かんに決まっとるやろ…」「さっきからこんなんばっか。やめたやめた」と怒りの声もみられた。
配達を休止する店舗もある一方で、通常営業をしている店舗もあり、「『暴風雨が落ち着くまでオーダー休止中』とかないのは、他人事だけど事故とか心配だよ」「天気やばいから頼むから無理しないで」「台風が直撃することが事前に分かっているのに、なんでデリバリーの募集なんかするの? 暴風の中配達しろってか」と心配や疑問のコメントも。
また、デリバリーを利用する人にも、「台風だからデリバリー頼も! っていう発想がもう信じられないんだけど」「それを届けるのも“人間”だよ!」「この状況でデリバリーや宅配サービス使うのは自分の代わりに人の命を奪いかねない行為だよ」との指摘も見受けられた。