長良川鵜飼 観覧船座礁で乗客2人がけがしたことを受け 船員を対象に安全対策の研修を実施 22日から観覧船を伴った鵜飼の再開を目指す

19日岐阜市の長良川で、鵜飼の観覧船が流されて乗客2人がけがをしました。岐阜市は21日、船員を対象に安全対策に関する研修を開きました。事故は防げなかったのでしょうか。
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21日午後4時半頃から始まったのは、長良川の鵜飼観覧船の全ての船員を対象にした、安全対策に関する研修です。(鵜飼観覧船事務所 山田哲司所長)「流れないようにするための訓練。重大な事故が起きないように取り組んでいただきたい」
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訓練では、14隻の観覧船に船頭71人が乗り込み、事故発生時の悪天候を想定して錨(いかり)の下ろし方や乗船客への注意喚起などを行いました。
岐阜市の長良川鵜飼では19日午後8時ごろ、鵜飼観覧中の観覧船3隻が航路を外れて下流に流され、うち1隻が浅瀬に乗り上げて、乗客2人が軽いけがをしました。下流に流された原因とみられるのが、当日の気象状況です。事故当時、岐阜市内では雨雲が発生し、局地的に突風を伴う豪雨が降っていたのです。
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岐阜市の説明によりますと、流された鵜飼観覧船3隻が、長良川の上流から、観覧場所の長良橋の手前に向かっていたところに、突風を伴う豪雨が発生。強風で舵がとれなくなり、流れが強い本流の方に流され、長良橋より下流に流されてしまったとのこと。けがをした乗客2人が乗っていた1隻はおよそ1キロ下流の金華橋付近まで流され、浅瀬に乗り上げました。
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岐阜市は鵜飼の全ての船員に聞き取り調査を行うとともに、事故調査委員会を開いて原因究明と再発防止について協議し、22日から観覧船を伴った鵜飼の再開を目指すということです。