無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典 第1回 その“無意識のひとこと”が妻の逆鱗に触れている! 夫が気づいていない「地雷ワード」とは?

「地雷ワード」とは、夫婦間で交わされる日常の会話のなかで、ふとした瞬間に相手の機嫌を損ねたり、傷つけたりするひと言のこと。夫婦問題研究科の岡野あつこさんが、夫が妻に言いがちな「地雷ワード」と、地雷を踏む可能性を回避する「言い換えワード」を解説した『無自覚な夫のための地雷ワード事典』(日本文芸社)から、一部を編集・抜粋してご紹介します。
○「地雷ワード」を生み出す元凶は、妻への思いやりや気づかいの欠如

夫側は、家事・育児について、その苦労や大変さを理解していないことが多いです。たとえば、ふとした際に「手伝おうか」と夫が優しく声をかけても、妻をイラ立たせることがあります。なぜなら「手伝う」「協力する」という言葉は、自分は当事者ではないというスタンスから発せられるからです。つまり、夫の立場でありながら、家事・育児に対して責任を負うのは妻であり、自分ではないという姿勢であると受け取られるため、妻の気分を害してしまうのです。

妻が何より夫に求めているのは、主体的に子育てに参加する意識です。お互いが言葉選びに気づかい、お互いの立場や状況を意識しながら相手に接することができれば、地雷ワードは確実に減り、家庭は居心地の良い場所となるでしょう。

次回から、世の夫たちが妻に言いがちな「地雷ワード」の具体例を挙げ、それらの言葉が「相手にどう伝わるのか」、そして妻も夫もお互いが気分よくなれるような「言い換えワード」とともに解説していきます。

本連載は、夫婦問題研究家の岡野あつこさん監修による 『無自覚な夫のための地雷ワード事典』より、一部を抜粋してご紹介しています。

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○『無自覚な夫のための地雷ワード事典』(日本文芸社)
監修:岡野あつこ

「で、結論は?」「それでいいや」……そんな夫の何気な~い一言が、妻の地雷を踏んでいるかも! 本書では、妻をイラっとさせるそんな「地雷ワード」をイラストを交えながら80ワード以上を紹介し、回避の「言い換えワード」とともに解説しています。地雷ワードを知り、その言葉の中に含まれるニュアンスと、なぜその発言が相手をイラっとさせるのかが明確になれば、夫婦関係もきっとうまくいく。 Amazonと 楽天ブックスで好評発売中です。
日本文芸社 公式サイトhttps://www.nihonbungeisha.co.jp/book/b626890.html