「レクサ…いやトヨタじゃん!」偽物ロゴ つけるのは法的にどうなの?

たまにドライバーが自動車メーカーのエンブレムを違うものにつけ替えているケースがありますが、そうした行為は法的には問題がないのでしょうか。
海外車のロゴなのにどう見ても国産車だったり、レクサスのクルマかと思いきや、トヨタ車だったり――そうしたクルマを街中で見かけることがあります。
「レクサ…いやトヨタじゃん!」偽物ロゴ つけるのは法的にどう…の画像はこちら >>クルマのロゴイメージ(乗りものニュース編集部撮影)。
その場合はロゴをクルマの所有車が付け替えていることがほとんどです。こうした勝手な付け替え行為は問題にはならないのでしょうか。
結論からいうと、ドライバー自身が付け替えている場合は問題ありません。ドレスアップカスタムのひとつとして認められています。また、車検にも影響はなく、特に整備不良とされることはありません。メーカー純正の物ではなく、自作したロゴでも、多少のアレンジを加えたメーカーのロゴでも大丈夫です。
ただ、両面テープでつけられているタイプのロゴの場合、強引にはがすと、ボディへダメージを与える可能性はあります。両面テープタイプの場合は、ドライヤーで温めて少しずつはがすのが一番いい方法のようです。また、他の方法でロゴがつけられている場合は、専用の工具が別に必要になるときもあります。
ロゴを替えて走ることに関しては否定的なドライバーも多いようで「替える奴の気持ちが全く理解できない」「ディーラーに持って行ったら苦笑いされる」といったコメントがSNSなどでは確認できます。
なお、全て個人の範囲内であればロゴの付け替えは許されますが、他人に偽装ロゴを販売するとなると、もちろん商標登録違反で罪に問われる可能性があります。
この手の犯罪は頻繁に起きており、最近では2023年の5月にクルマの給油キャップやエンブレム(ロゴ)を偽装したとして、札幌市白石区で自営業の男女2名が商標登録違反の疑いで逮捕されています。なので、売ることは絶対にしてはいけません。