稲の枯死や枝豆の葉先枯れなど…高温・少雨による農業被害相次ぐ 新潟県が市町村の”渇水対策”支援

暑さの一方で、水不足による農作物などへの影響も深刻化しています。新潟県は23日、渇水対策の支援を行っている市町村などへの支援策を発表しました。

高温や水不足による農作物などへの影響が深刻化している県内。イネの枯死や枝豆の葉先枯れなど農作物に関する被害は、22日現在で21の市町村あわせて614ヘクタールの農地で確認されています。

引き続き、高温・少雨が予想される中…

【花角】
「今後もしばらく高温・小雨が続く可能性が高い。被害の拡大が懸念されるということで、渇水対策への支援を深堀りしていきたい」

花角知事は23日の会見で、ポンプ車の借り上げや購入にかかる経費に対して市町村が補助している金額の2分の1を支援すると発表しました。

また、水路の造成や干ばつ被害の復旧にかかる経費も支援します。

【花角知事】
「これから高温障害も含めて次々と被害の白化現象が起きれば、米価としては下がっていく。そうしたものも含めた被害になると、いまの段階では見通しが立たない」

県によりますと、県内では22日までに11の市や町が渇水対策で補助金を出していると言うことです。事業費については被害状況を確認した上で補正予算案に計上し、9月の県議会に提案する予定です。