船長の判断で観覧船の運航中止を可能に 2人がけがをした長良川鵜飼の観覧船座礁事故を受けマニュアルを改訂 岐阜市

岐阜市の長良川で鵜飼観覧船が座礁し男女2人がけがをした事故を受け、岐阜市は船長の判断で観覧船の運航を中止できるようマニュアルを改訂しました。
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岐阜市の長良川鵜飼では8月19日、豪雨に伴う突風で観覧船が流されて1隻が座礁し、乗客2人が軽いけがをしました。この事故を受け、岐阜市は再発防止のため運航マニュアルを改訂しました。
CBC
鵜飼観覧中に天候が急変した場合は船長の判断で船の運航を中止できるようにしたほか、船が流された場合を想定し、本来の航路よりも下流のエリアについても川の状態を調べ、船員に周知することなどが加えられました。今回の事故で岐阜市は中部運輸局の立ち入り検査を受けたほか報告書を提出していて、マニュアルの改訂にあたっても中部運輸局の指導を受けたということです。岐阜市の柴橋正直市長は23日の会見で「今回の件を教訓に、安全第一で鵜飼観覧船の運航を行っていきたい」と述べました。