JR東海「新幹線のコンセントは家と違います」 正しい使い方に「知らなかった…」

新幹線の座席にはコンセントが設置されています。この新幹線のコンセントは、自宅にあるような一般的なものと同じなのか、疑問に思った人もいるでしょう。
例えば、家庭用は1つのコンセントで使える容量が決まっていますが、新幹線のコンセントも同じような感覚で使っても大丈夫なのでしょうか。
『新幹線のコンセントを使う際の注意点』を調べてみました。
そもそも、新幹線にあるコンセントの容量はどうなっているのでしょうか。
東海旅客鉄道株式会社(以下、JR東海)に、新幹線の座席にあるコンセントの電源容量について聞いたところ、「AC100V、2A(以下、アンペア)、60Hzです」と回答がありました。
家庭用の一般的なコンセントは100Vで15アンペアのため、新幹線のコンセントは家庭用と比べるとアンペア数は約7分の1。意外と低いことが分かりました。
接続する機器は、このアンペアと同じか、それ以下ではないと正しく作動しません。
使用頻度の多いスマホの充電器や、ノートPCのACアダプターは一般的に1アンペアや2アンペアのため、新幹線のコンセントでも問題なく利用できそうです。
※写真はイメージ
しかし、必要なアンペア数が10アンペアなど、電気を多く使う機器をつなぐと、正しく動かすことができなかったり、事故の原因になったりして危険です。
新幹線のコンセントを使う場合は、必ず決められた容量内で使うようにしましょう。
また、新幹線のコンセントを利用する際の注意点やアドバイスをJR東海に聞いたところ、このような回答がありました。
コンセントは停電または電圧変動することがありますのでご注意ください。
また、パソコンや携帯電話の使用は、まわりのお客様にご配慮ください。
コンセント利用の注意点は、背面テーブルまたはコンセント横に記載されています。
万が一のトラブルを防ぐためにも、使用する前に注意事項をしっかり読みましょう。
※写真はイメージ
新幹線のコンセントといえば、従来は窓側にある座席側のみに設置されていましたが、最近では『N700S』など、各座席ごとに設置されている車両も増えています。
自分が乗車する車両には、どのような形でコンセントが設置されているのかも、念のため確認しておくといいですね。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]