ホッキョクグマの生息地域である北極 人間のエネルギー資源獲得の場と化す

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北極にはホッキョクグマやアザラシ、シャチなどあらゆる大物動物が生活を送り、人間がなかなか近づけない場所とのイメージが強い。しかし、日本でも酷暑や大洪水など異常気象が見られる中、じつは北極はその何倍になる地球温暖化の影響を受けているのだ。
あまり知られていないが、地球温暖化によって北極の氷は解け続けて、その海氷面積は鋭く縮小傾向にあり、その上で生活を送るホッキョクグマたちは生息域を奪われている。
純粋な優しい心を持つ人なら、何とかしてあげたいと思うだろう。しかし、もうそれは止められない状況なのだ。
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人間とは恐ろしい生き物だ。北極に住む動物が全滅するかもしれないのに、そんなことは考えず、北極海に眠る石油や天然ガス欲しさに北極へ接近する国がある、中国だ。
じつは、北極海には世界で未発見の石油の13%、天然ガスの30%があると言われてきたが、地球温暖化によって氷が解け続けることで、とくに夏などにその資源へのアクセスが現実味を帯び始め、中国などはそれを獲得しようと貪欲な姿勢を示している。
そして、中国はロシアとの協力を進めようとしている。地球儀を見れば分かるが、ロシアは最大の北極海沿岸国であり、その資源をゲットするにあたっては、ロシアとの協力が必要になる。
ウクライナ戦争によってロシアは欧米と喧嘩別れし、中国に泣き寝入りするしかない状態だ。中国はそれを好機と捉え、今後ロシアを利用することで北極資源の獲得を一層狙うことだろう。