お湯を注いでつくるインスタント食品はたくさんあります。なかでもカップラーメンは、手軽な食事として広く愛されているインスタント食品です。
カップラーメンをお湯ではなく水を使ってつくる方法を、X(旧Twitter)の投稿から紹介します。
水でカップラーメンをつくる方法についてX(旧Twitter)で投稿しているのは、警視庁警備部災害対策課の公式アカウント(MPD_bousai)です。
カップラーメンは備蓄食糧としても人気のインスタント食品ですが、被災後の状況によってはお湯がわかせないことも多々あります。そんな時には水でカップラーメンがつくれないかと検証してみたのだそう。
投稿によると、つくり方はとても簡単で、麺自体に味が付いているカップラーメンを用意し、水を注いで15分待つだけ。
麺は少し固めですが、スープもちゃんとしみ出していて、味も「冷やしラーメンみたいでおいしい」とのこと。災害時はもちろんですが、暑い夏にもぴったりの食べ方かもしれません。
カップラーメンだけではなく、カップ焼きそばも水でつくれるとのこと。災害時、水が貴重な状況を想定して水は規定よりも少なめの麺が隠れる程度の量を使います。20分待ち、液体のソースを絡めれば完成!
麺の固さも味も特に問題なく、おいしく食べられるようです。液体のソースなら冷たい麺にも絡みやすく、冷めた焼きそばのように食べられるのかもしれません。
そのほか、災害時の食事として離乳食や高齢者向けに乾パンを水でふやかしたものも紹介されています。
缶をそのまま器代わりにして水を入れて乾パンを浸し、10分ほどふやかせば即席の離乳食が完成。牛乳があればそちらでつくるのもおすすめです。缶の切り口でけがをしないよう注意しましょう。
また、水を使った調理が必要ない携行食として、羊かんもおすすめとのこと。羊かんは賞味期限が長めで常温保存も可能、さらにカロリーもしっかり取れる優秀な備蓄食糧です。
災害に備えて、ペットボトルの水や非常食を備蓄しているという人も多いでしょう。しかし、どのくらいの量を備蓄しておけばいいのか、はっきり知らないという声も聞かれます。
原則として、災害用の備蓄食料は最低3日ぶん、できれば1週間ぶんは準備しておきましょう。
1週間ぶんの水は、1人あたり21。家族全員ぶんを備蓄しようとするとなかなかの量になりますが、備えは大切です。
食料は、たんぱく質やビタミン、ミネラルといった体に必要な栄養素を摂取できるもの、そして常温で日持ちするものを選びましょう。
災害時の備蓄を目的として作られたものも多く、日持ちするものが多いですが、うっかり消費期限が切れていた、ということもよくあります。
いざという時に食べられないということがないよう、定期的に確認する、もしくは普段から食べているレトルト食品などを備蓄しておき、食べたぶんだけ新たに購入してまた備蓄しておく「ローリングストック」の方式で管理するといいでしょう。
地震や台風など、さまざまな災害に備えて備蓄しておくことは大切です。備蓄食糧の食べ方、調理の仕方もあわせて勉強しておきましょう!
[文・構成/grape編集部]