検証には約1年かかる見通し…名古屋城のバリアフリー巡る差別発言 市職員の対応など検証する会議初開催

名古屋城のバリアフリーをめぐり差別発言があった問題で、市の職員の対応などを検証する会が30日に開かれました。検証には約1年かかる見通しです。

2023年6月に開かれた名古屋市主催の市民討論会では、木造復元される名古屋城にエレベーターを設置するよう求めた障害のある男性に対して、他の参加者から差別的な発言がありました。

発言を止めなかった職員の対応などを検証する、初めての会議が30日に非公開で開かれ、今後河村たかし市長をはじめ、関係者からの聞き取りを進める方針が確認されました。

検証委員会の会長を務める杉野みどり副市長は「数か月の検証で済む問題ではない」と述べ、名古屋城木造復元の計画の取りまとめも、大幅に遅れる見通しです。