節電は無理な方法じゃ続かない! 毎日使う家電や生活習慣を少し見直すだけで効果アップ

節電にトライするといっても、無理な方法では生活で苦痛を感じてしまいかねません。ほどよく、快適性を保ったままの節電が理想です。いつも使う家電や生活習慣を見直すと、無理なくできる節電方法が見えてくるでしょう。
節電を意識する時代、毎日の生活のなかでも消費電力が気になりますよね。
とはいえ「エアコンを極限まで使わない」「絶対テレビをつけない」などの方法では、毎日の生活で苦痛を感じてしまったり、時には健康を損ねてしまったりする可能性があります。無理なく、続けやすい方法がおすすめです。
そこで意識してみたいのが、家電の使い方や生活習慣を見直し、工夫してみることです。政府広報オンラインでは、テレビ、洗濯、トイレ、ライフスタイルでできる工夫のコツを発信しています。
テレビは省エネモードで使いましょう。省エネモードにすると画面の輝度が下がり、消費電力が少なくなります。また、必要な時間以外は消す、本体の主電源を切る、長時間使わない時にはコンセントプラグを抜くこともおすすめです。
「洗濯回数を少なくしたい!」と考え、1度の洗濯量を多くしているかもしれません。その場合、洗濯機の容量80%を目安にすると効率的な洗い方ができるようになり、洗濯機に負担をかけず、節電につながります。
また、乾燥機を使っているのなら、使用時間を短くする工夫も取り入れましょう。部屋干しと併用すると効果的です。最近は部屋干し用の洗剤も売っていますので、ぜひ参考にしてみてください。
夏のように気温が高く、冷たい便座にならない時期は、できるだけ温水洗浄便座の利用頻度を下げましょう。温水オフ機能やタイマーを使うと、状況に応じて使い分けられます。そのような機能がなければ、プラグを抜いてしまうのもよい方法です。
家族が多いご家庭では、それぞれの部屋があるかもしれません。そのぶん、使用電力も増加します。
スケジュールの都合にもよりますが、家族そろってリビングで過ごす時間を増やし、使わない部屋の照明やエアコンを消してみるなどの工夫をしてみましょう。みなさんでボードゲームやトランプなど、日頃はあまりしない遊びを楽しむのもよさそうですね。
家電の使い方やライフスタイルの見直しをするだけでも、使う電力を大幅に節約しやすくなります。
また、古い家電を新しい家電に変えることもおすすめです。10年前のモデルを最新タイプに変えるだけでも、約17%もの節電ができるのだそう。もし買い換えの機会があれば、ぜひ検討してみてください。
節電方法はいろいろありますが、無理のない範囲で進めていきましょう。「こんなことで?」と思うような小さなことでも、積み重なれば大きな結果につながります。できることから始めてみてください。
夏は、水道の使用量が増える季節です。特にお子さんのいるご家庭では、お家でビニールプールをすることもあるでしょう。また、汗をかいて1日に2度シャワーを浴びるなんてこともあるかもしれません。
節電だけでなく、節水も意識したいところです。
節水を意識するなら、入浴方法に注目してみましょう。夏はシャワーで済ませてしまうことも多いですが、シャワーを15分程度使うと、その湯量は湯船1杯ぶんの湯量相当となります。
家族みんながシャワーを浴びるよりも、浴槽にお湯を溜め、浸かる前に髪や体を洗って、すすぎには浴槽に溜めたきれいなお湯を使い、浸かる時は半身浴にしたり、少なくなったぶんを少し足したほうが、節水になります。
また、残り湯は洗濯のほか、植物の水やりなどにも利用できるため、こういった使いまわしをすれば、より節水が実現できるでしょう。
[文・構成/grape編集部]