高校生の「お小遣い」月平均4,361円 – 大学生はいくら?

SMBCコンシューマーファイナンスは8月28日、「10代の金銭感覚についての意識調査2023」の結果を発表した。同調査は2023年7月19日~20日の期間、15歳~19歳の学生1,000人を対象にインターネットで実施したもの。

はじめに、現在の収入状況を聞いたところ、「お小遣い以外の収入がある」が41.8%と最も多く、次いで「収入はお小遣いのみ」(37.4%)、「収入はない」(20.8%)と続いた。

学生区分別にみると、高校生では「収入はお小遣いのみ」が52.0%、「お小遣い以外の収入がある」が25.5%、大学生・短大生・専門学校生・予備校生(以下「大学生等」)では「収入はお小遣いのみ」が15.8%、「お小遣い以外の収入がある」が65.8%だった。

次に、ひと月あたりの収入額を尋ねると、高校生では平均11,650円、大学生等では平均38,146円であることがわかった。前回の調査結果と比較すると、ひと月あたりの収入額の平均は、高校生では 163円の減少(前回調査 11,813円から今回調査11,650円)、大学生等では5,737円減少し(前回調査 43,883円から今回調査38,146円)、13.1%の減少となった。

家族からもらっているひと月あたりのお小遣いの金額を問うと、高校生では平均4,361円、大学生等では平均9,316円だった。前回の調査結果と比較すると、家族からもらっているお小遣い額の平均は、高校生では56円の減少(前回調査4,417 円から今回調査4,361円)、大学生等では 824円減少(前回調査10,140円から今回調査9,316円)していることがわかった。

1カ月のアルバイト代はいくらか聞くと、高校生では平均7,029円、大学生等では平均28,498円を稼いでいる結果に。前回の調査結果と比較すると、1カ月のアルバイト代の平均は、大学生等では4,405円減少(前回調査32,903円から今回調査28,498円)していた。

新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行による大学生等におけるライフスタイルの変化や、物価高騰の影響もあり飲食サービス業の苦境などの影響から、アルバイト収入は大きく減少している実態が明らかになったという。

続いて、フリマアプリで収入を得ているか質問したところ、「得ている」が12.5%、「得ていないが、得たいと思う」が49.9%で、合計した「前向き(計)」は62.4%となった。「前向き(計)」と回答した人の割合は、女性では69.4%と男性(55.4%)と比べて14.0ポイント高かった。

フリマアプリで収入を得ている人(125人)に、フリマアプリによるひと月あたりの収入金額を調査すると、「1,000円未満」(36.8%)や「1,000円~2,000円未満」(28.8%)に多くの回答が集まり、平均は2,317円だった。

前回の調査結果と比較すると、収入額の平均は843円減少(前回調査3,160円から今回調査2,317円)していることが判明した。