『防災の日』半数は由来知らず… 関東大震災100年“災害への備え”見直す機会に【新潟】

9月1日は「防災の日」、100年前に「関東大震災」が発生した日です。

1923年の関東大震災では、マグニチュード7.9と推定される揺れが首都圏を中心に襲い、10万5000人以上が死亡。特に地震による火災での死者は全体の9割近くにのぼりました。

日本赤十字社が今年行った調査では「防災の日」が関東大震災に由来すると知らなかった人が全体の約半分にのぼりました。

年代別に見ると20代では56%、30代では69%と、若い世代ほど知らない人が多い傾向にあることが分かります。実際に街でも話を聞いてみました。

【70代】
「9月1日は防災の日。関東大震災の日」

【20代】
「関東大震災があったから」

防災の日と関東大震災をセットで覚えている人がいるのに対して…

【30代】
Q.9月1日は何の日?
「分からない」

【20代】
「防災の日は聞いたことがあるが、関東大震災だからとは聞いたことがなかった」

若い世代を中心に、防災の日やその由来を知らない人も多く見られました。

【40代】
「歴史を振り返って、防災の意識というのは持たないといけないなとは思うけど、あまり古すぎると、ちょっと忘れてしまうところもあって」

初めて知ったという人の中にも、「帰ったら家族と防災について話し合いたい」と話す人や「由来は知らなかったけど、毎年防災グッズを見直している」という人もいました。

震災から100年となる中、国は今後30年以内に70%程度の確率でマグニチュード7クラスの首都直下地震が起きると想定しています。

この機会に災害への備えを改めて見直すことが大切です。