「VIVANT」撮影した地方の町 市民興奮…放送翌日「きのうのたぬきここですか?」 “日曜劇場通り”も

TBS系列で放送中のドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」。モンゴルでの壮大なロケと豪華な俳優陣などで注目が集まっていますが、実は愛知県豊橋市で撮影されたシーンも多いんです。なぜ豊橋市で?ロケ地で撮影の裏話を聞きました。
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堺雅人さんや阿部寛さん、二階堂ふみさんら豪華キャストでおくる、日曜劇場「VIVANT」。およそ2か月半におよぶモンゴルでの壮大なロケが話題になっていますが、実は。(愛知・豊橋市民)「見つけた時は会社でも『わーきゃー』で…あそこだったって」「すぐそこの駅前と、あと広小路ですよね…」
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「VIVANT」は愛知県豊橋市でもロケが行われていたんです。一体なぜ愛知の地方都市、豊橋での撮影が決まったのでしょうか?(とよはしフィルムコミッション 鈴木惠子さん)「実は福澤克雄監督の作品を過去に4作やっていて、とっても豊橋を気に入ってくださって、必ずご自分で撮るときは声をかけてくださる」
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今回も去年のうちに撮影の話が舞い込み、何度も下見を重ねて、ことし3月にロケが実現したんだそうです。
豊橋で撮影が行われたシーン。まずは第4話。ドラマではさいたま市の大宮駅周辺と言われていましたが、実は豊橋駅前で撮影されたもの。ボランティアのエキストラを300人集めて撮影が行われました。(とよはしフィルムコミッション 鈴木惠子さん)「関東として出ているから、あんまり田舎の風景ではなく、都会風な場所で(撮影を)ということで」
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中でも印象的なシーンが、松坂桃李さんらが潜伏したコンテナ。これは撮影用に用意されたものではなく、もともと焼肉店の倉庫として使われているもの。そこにはこんなエピソードが。(焼肉ゆたか 菜花涼さん)「ロケハンで来たときに『(倉庫に)穴を開けたい』と聞いて『はぁ…』みたいな」Q断ることもできたと思うが…(焼肉ゆたか 菜花涼さん)「店の宣伝になるなら…協力できるならと思って」
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放送の翌日、すぐに店には予約が。お客さんがいつも以上に訪れ、”宣伝”効果はあったといいます。
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続いて第6話、堺雅人さんが竜星涼さんに追われるシーン。海外ロケを多用する中、日本らしさを感じるシーンも撮りたいということで、豊橋市内でおよそ100年続く陶器店の目の前の広小路通りで撮影が行われました。ここで竜星さんが手にしたたぬきの信楽焼。放送の翌日に…。(陶器十一や 野尻知美さん)「早速『きのうのたぬきここですか?』と聞きに来た女性がいて売れました」
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さてこの「広小路通り」、長年ロケ誘致に携わる鈴木さん曰く。(とよはしフィルムコミッション 鈴木惠子さん)「『日曜劇場』通りですね」
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およそ300メートルの間で、過去に放送していた日曜劇場の「陸王」や「TOKYO MER」も撮影が行われているまさに「日曜劇場通り」。(とよはしフィルムコミッション 鈴木惠子さん)「人がたくさん集まって盛り上がることもあるし経済効果もある。そういう部分で(ロケを)喜んでいただいている」
ロケ誘致で活気があふれる豊橋。今後も豊橋で撮影された映像は出るのでしょうか…?(とよはしフィルムコミッション 鈴木惠子さん)「実はまだある。出る時は分かっていただけると思っているシーンと、気が付かないだろうなと思うシーンもあって楽しみにしていただければ」
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物語も終盤にさしかかり、ますます目が離せない「VIVANT」。豊橋で撮影された映像にも注目してご覧ください。