猛暑・水不足で“一等米比率”低下「こしいぶきは1~2割程度」 例年よりも小粒に…【新潟】

9月6日はまとまった雨が降る見込みですが、コメ農家にとっては遅すぎた雨なのかもしれません。すでに収穫されたコメの一等米比率は大きく低下しています。

新潟市秋葉区で5日行われたのは、今年秋葉区で収穫された、こしいぶき約300トンの品質検査です。

この夏、32日も猛暑日となった新潟市秋葉区。8月に猛暑日となった日数は平年の5倍以上にのぼり、コメへの影響が心配されますが…

【JAの担当者】
「背白だと透き通っていなければOKだけど、全部透き通っている。そうすると“未熟粒”カウントになって、やっぱり…」

暑さや水不足により、デンプンが固まり白く濁って見える“背白粒”と呼ばれる粒が目立ち、この日の検査では一等米はなかなか出ず。

さらに等級の評価には関係ないものの、暑さによる影響でコメの粒が例年よりも小粒になっているということです。

【JA新潟かがやき 長澤義弘 常務理事】
「各地区、例年から見ると、等級がだいぶ落ちている。こしいぶきなんかは1割~2割程度しか一等が出ていない。コシヒカリも同じような症状が出るかと思うが、農家の方には刈り遅れのないように、早めに稲刈りをしていただきたいと思う」