建設現場で働く女性のヘア&メイク事情「ヘルメットはローポニー」-“日焼け対策”の苦労と工夫も

建設業界に特化した人材サービスを展開するウィルオブ・コンストラクションは建設現場で働く若手女性社員のメイク・ヘアセット・日焼け対策に関する調査結果を9月4日に発表した。同調査は、全国の建設現場で就業する10~30代の女性社員131名を対象に、2023年7月24日から8月4日の期間、インターネットを用いて行われた。

まず、「仕事の日、メイクをしているか」について聞いたところ、「はい」と回答した割合が77.1%。その中で「建設現場で働く上で、メイクで困っていること」を聞いたところ、メイクをしている女性社員の73.3%が「汗をかいたり、天候によってメイクが崩れる・汚れる」と回答した。屋外での作業も多いため、業務中のメイク崩れに悩んでいる女性社員が多いことがわかる。

また「建設現場で働く上で、メイクで工夫していること」を聞いたところ、 半数近くが「必要最低限のメイクで済ませる」と回答し、メイク崩れを起こさないためにナチュラルメイクを心がけている女性社員が多い一方で、ウォータープルーフのメイク用品を使用したり、メイクキープミストやパウダーを使用したりして、メイクが崩れないようにさまざまな工夫をしていることがわかった。

次に「仕事の日、ヘアセットをしているか」について聞いたところ、「はい」と回答した割合が74.1%となった。その中で「建設現場で働く上でヘアセットで困っていること」を聞いたところ、「ヘルメットをかぶるので、ヘアセットしても崩れてしまう」と答えた割合が65.0%で、建設現場特有の悩みを持っていることがわかる。

また「建設現場で働く上で、ヘアセットで工夫していること」を聞いたところ、「(ヘルメットが被りやすいように)ローポニーで結ぶ」と回答した割合が48.8%と、半数近い結果となり、ヘルメットの安全性を維持しつつ、髪型が崩れないようにするために工夫している女性社員が多いことが分かる。そのほか、ヘアアイロンを持ち歩いたり、汗対策としてドライシャンプーを使用しているという声もあった。

最後に、「仕事の日、日焼け対策はしているか」について聞いたところ、「はい」と回答した割合は90.0%で、ほとんどの女性社員が「日焼け対策をしている」と回答した。その中で、「建設現場で働く上で、日焼け対策で困っていること」を聞いたところ、「汗や天候によって、日焼け止めが落ちてしまう」と答えた割合が64.4%、「長時間現場にいるため、日焼け対策をしても焼けてしまう」と答えた人が57.6%と、屋外作業の多い建設現場では、日焼け対策はかなり難しいと感じている人が多いことが分かる。

また「建設現場で働く上で、日焼け対策で工夫していること」について聞いたところ、「こまめに日焼け止めを塗り直す」と回答した割合が50.0%で最も多く、27.3%が「スプレータイプの日焼け止め」を活用していることがわかった。